パパになるかもしれない

保健所で行われていた『パパママ教室』なるものに参加してみた。

これは主に、これからパパとなる人に、妊婦の苦労を理解し、父親となる自覚を持ってもらうための企画。

わかってる事を押しつけがましく言われるんじゃないかという懸念はあったが、そんなことは全然なく、楽しい時間を過ごせた。

まずは、人形を使っての沐浴の練習。
この人形が案外かわいくて感情移入しやすい。
チャプチャプ洗って、身体を拭いて、服を着せたり、綿棒で鼻や耳のお掃除してあげたりした。
赤ちゃんを持つと腱鞘炎になるというが、慣れないせいか、1回やっただけで手首が痛くなった。

続いて、妊婦の苦労を体験できる特殊なオモリを、プレパパ達が交代で着て、寝そべったり、落ちている物を拾ったり、階段歩きをしてみたり、そんなお互いの滑稽な姿を笑い合った。
ただ、この企画は男性の筋肉量を計算には入れてないので、本当に妊婦の苦労を知るためには、女性の筋肉量を理解し、その上で半年間もコレを続けなければならないという想像力が必要だと思った。

次にNHKが作った、これからパパとなる人向けのビデオを観たのだが、
これが良かった。
言葉が喋れない赤ちゃんでも、父親と母親では求める役割が違うので、その反応がまったく違う事を知った。
おおざっぱに書くと、母親にはくつろぎを、父親には好奇心を満たしてくれる遊びを求めるらしい。言葉はわからずも、その表情はまったく違う事にビックリした。

それと、お腹の中で聞こえていた父親の声を覚えていて、生まれてすぐの赤ん坊でも、父親の声に反応するらしいのだ。
だから、胎児の聴覚が発達した頃にいっぱい話しかけた方が良いらしいんだな。
といっても、妻のお腹にはよく声をかけているのだが、これからももっとお話してあげようと思った。

続いては、先輩ママに質問コーナー。
これはその先輩ママが連れてきた赤ちゃんのかわいさに、皆が目が釘付け。
ママも超キレイな人で、赤ちゃんも超ゴキゲンで、皆が見とれて、誰も質問する人がいなくて、そんな寒い空気に耐えきれず質問しまくっていたのは、うちら夫婦だけだった。

それでこの企画はお終い。
その後は、そこで知り合った同じ区内のプレママ達と軽く自己紹介しあったり、情報交換したり談笑して帰ってきた。近所の人達なので、これからまた顔を合わせる時があるだろう。


昔は、よくテレビとかでやってる出産シーンは、なんか痛々しくて見てられなかったが、最近は変わったなぁ〜。
ここで見たビデオでも、出産シーンが出てきたのだが、感動してウルッとくるようになってしまった。
あ〜、早くタマゴちゃんに会いたいよ。頑張れよタマゴちゃん。パパもママも頑張るよ。